炊き出しに並ぶ労働者の列を映した写真。2階にあがる階段からみた光景が構図としておもしろいと思い、撮影した。左側の隠れているところで炊き出しが行なわれており、センターを何周も折り返すほど、長い行列ができていた。この写真は、バブル崩壊後の失業が釜ヶ崎にいかに深刻な影響を与えたのかを物語っている。
バブル崩壊
n28p08_009 ©1993 中島敏
センターは、労働市場であるだけでなく、失業した労働者たちが雨風をしのぎ、くつろぐ空間でもあった。
センターのこれ、ほんま労働者にとったら貴重な空間なんよね。ほんとに。
2020年1月30日